取材事例 イノベーション 博報堂DYホールディングスの取り組み②

充実したサポート体制
アドベンチャーはサポート体制も充実している。1次審査を通過したチームには事務局のサポートだけでなく博報堂DYグループの部長や役員クラスがガイドとして支援役を担う。外部のベンチャーキャピタルといった専門家の支援を仰げるなど参加者(チーム)にとってはメリットが少なくない。さらに育成(研修)の仕組みにも注目したい。アドベンチャーの応募期間中に事業創造関連のオープンスクール(研修)を開催している。これは参加候補者だけでなく全社員が参加できる。例えば本業で新規事業やイノベーション関連の知見を深める必要がある場合など社員は自主的に参加をして自身の業務に活かしている。
このオープンスクールのプログラム内容も好評だ。特に起業家の話が直接聴ける「起業家ライブ」やビジネスモデルの型を学べる「ビジネスモデル研修」の人気が高いという。本業でも活かせる新旧のビジネスモデルを学ぶ研修は多くの社員にとって有益で継続を望む声が多いという。
実はこのオープンスクールを開始した背景には応募者減という状況があった。施策や制度は導入よりも継続が難しく、取り組みが形骸化するケースも珍しくない。実際にアドベンチャーの取り組みも継続が危ぶまれる時期があったが、オープンスクール開始やエントリーの簡素化、若手社員の応募を増やす等の取り組みで制度の再活性化につなげた。このような運用面での尽力が制度の継続化につながり、イノベーション風土醸成にもつながるという好循環を生み出している。

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