ダイバーシティ研修 取材事例 バーテック④

個人を尊重する風土づくり
バーテックのダイバーシティ&インクルージョンの研修も働きがいを高めている。女性活躍やLGBTQなどダイバーシティ関連の研修を行い、特に「異文化感受性発達理論」の研修は効果的だという。「一人ひとりが活躍できる風土がこの理論を学んだことで促進されている感じがあります。男女といった属性によって判断するのではなくて個人としてその人を見ることの重要性を学びました。」末松氏
この研修での学びは経営にも活かされている。コロナ渦で在宅勤務に移行する過程で優先度の高い社員から在宅勤務にしてもらったという。これも社員一人ひとりの事情を尊重した意思決定によるものだ。「会社の事情だけを押しつけて画一的な働きかたを社員に強いるのではなく、個別事情を尊重する意思決定ができるようになったは大きかったと思います。」末松氏
同社の現在の女性の社員比率は約4割で活躍している女性社員も多い。営業リーダーとして活躍する平岡氏も妊娠出産、育休から復職。今も育児をしながら営業部を牽引する1人として活躍中だ。社員同士の相互理解がワークライフバランスが機能している要因の1つだと感じている。「弊社の場合、上司や他の部門長の男性などが家族を優先して早く帰ることが珍しくありません。社員同士が家族の状況などお互いのことをよく分かっているからこそ助けあえる環境があり、“困ったときにはお互い様”という考え方が社内でも根付いていると思います。ロールモデル的な女性社員もいて、心理的な安心感があったので営業リーダーになること対する抵抗感がありませんでした。実際、各社員も様々な事情を抱えているとお互いに想像できます。そのように自分が描いている通りに働けることがダイバーシティ&インクルージョンが達成されている段階だと個人的には考えています。」平岡氏

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