取材事例テレワーク ニットの取り組み⑤マネジメント

リモートマネジメントではツールの使い分けが重要

テレワークではマネジメントも課題になる。実際に秋沢社長のもとにはクライアント企業のマネジャーなどから「部下とどのようにコミュニケーションをとったらいいのか」という相談が寄せられるという。実際に多いケースとしてはテキストベースでのコミュニケーション過多から生じる問題が多いようだ。「チャットでのコミュニケーションは便利で楽ですが、この方法だけに頼った部下とのコミュニケーションは誤解が生じやすくなります。場合によっては数分でもいいのでZOOMや電話など、より直接的な手法を織り交ぜたほうがミスコミュニケーションは減らせるのかなと思います」
テレワークでは「上司と部下の信頼関係が前途になる」とも話す秋沢社長。部下を管理するという考え方から成長をサポートするというマインドチェンジがマネジャーには必要とも考えている。「テレワーク時代ではマネジャーは管理をする人ではなく、目的を達成する方向にチームを導いていく人という流れになっていくのではないかなと考えています。メンバーシップ型の働き方からジョブ型の働き方へと移行する中、マネジャーは部下が持っているジョブを達成させるというマインドが前提になってくるのかなとも思いますね。」
今後の抱負を「自分の未来を主体的に選択していくという社会をつくっていきたと思っています。」と力強く語る秋沢社長。多様な働き方で社会課題の解決も目指す同社の今後の取り組みに期待したい。

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