取材事例<採用イノベーション:アシストの取り組み②> 働きがいのある会社が求める「変化を愉しむ人」

アシストが求める人物像は「変化を愉しむ人」だ。同社の中期経営計画でも「超サポ愉快カンパニー」というユニークな方針を掲げており社員が仕事を「愉しむ」ことにこだわりがある。「弊社では、“楽しむ”は与えられた範囲で得られる喜びだと捉えています。アシストが掲げる“愉しむ”というのは自ら能動的に動いて喜びを掴む、主体的に行動することで仕事や日常の変化の中に愉しさ生み出してほしいというメッセージが込められています。」石井氏
アシストの新卒採用は説明会と適性検査、そして集団選考と3回の個人面接を経るのが大まかな流れだ。このプロセスのなかで職業体験(インターンシップ)も行っている。
アシストでもオンライン面接を導入しているが、学生の気持ちに配慮した採用が印象的だ。オンライン面接前にあえて学生がリラックスできる時間を作り、学生が能力を発揮できるような工夫をしていた。具体的には面接前にアプリ機能を活用して学生が一呼吸つける空間や、「サポーター」と呼ばれる就活支援役の社員と話せる空間を設けていた。15分ほどかけて学生のオンラインでの対話や接続状況を整え、リラックスさせるケアを行っている。このようなステップを踏んで始めて人事担当者らとのオンライン面接がスタートする。
オンライン化に伴い面接手法も変えている。それまでの対面の面接ではその場での対応力を試すような質問もあったが、オンライン面接ではあえて事前に質問を学生に伝えている。
「面接前、サポーターと学生さんに質問を開示し、少しの時間ですが質問への答えを準備する時間を作っています。オンライン面接は学生の方からすると対面より自分の思いや熱量を伝えるのが難しく感じていると思います。そのため面接後に何か上手くいかなかった、という後悔を少しでも減らしたい考えがありました。質問を事前に伝えることで“1つでも2つでもきちんと伝えることができた”というプラスの感情を持ってもらいたいです。」石井氏

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