一人ひとりの状況に合わせた働き方を支援する
FRONTEOの先進的な事業をリーダーとして推進する取締役の山本麻里理氏は前職のベンチャー企業でも新規事業の立ち上げなどで実績を残してきた。これまで仕事と育児を両立させながら成果を出してきたが、昨今の働き方改革には次のような見解を持っている。「働く人の健康は重要です。そのため両立支援や長時間労働の抑制といった働き方改革には賛同します。その一方で全員一律に働き方を規定するような取り組みには少し疑問も感じます。男女問わずライフイベントによって子供や家族を優先したい時期もあれば仕事に集中したい時期もあります。メリハリのある働き方ができる制度や仕組みが必要ではないかと個人的には考えています」
FRONTEOの制度運用は画一的ではない。会社全体としての方向性は示されるが働き方や事業運営などは各事業部の裁量に任されている。山本氏は人材の流動性の必要性についても言及する。「同じ会社で長く働くメリットもありますが、個人的には雇用の人材の流動化はその人なりの強みを発揮できる機会に巡りあえることが多くなると考えています。」