料理イベントで能力を見極める
インフォコムは内定者向けに「インフォコムフードバトル」と称する料理イベントを実施した。内定者の一体感やチームビルディングだけでなく、各人の資質能力を把握する狙いもあったようだ。「会議室や研修ルームなどで行うワークショップよりも自然に手を動かすプログラムのほうが内定者同士が仲良くなれるという思いがありました。また、料理のプロセスを見ることで内定者の仕事の能力を把握できるのは、という考えもありました」人事総務室 人財開発チーム 堀江敏夫氏
“インフォコムフードバトル”はキッチンスタジオに内定者を集めて食材の買い出しから料理の片づけという一連の取り組みを2チームに分かれて行い、出来上がった料理を人事が食べて“どちらがおいしいか”を評価するという内容だ。料理は計画・準備・実行という要素と一定の時間内でのアウトプットが求められ、このプロセスを通して個々の資質や能力を垣間見ることができる。「食器の後片付けを積極的にやる人、言われてからやる人など個々の意外な一面が見えたりします。面接などとは違う部分も見られて面白いイベントだったと思います」堀江氏
※引用:月刊人事マネジメント2016年2月号記事を再構成して掲載。(記事中の内容、データ、肩書等は取材時のもの)